見切り発車中

はてなブログの招待状が届いていた!

彼女に捧ぐ


その彼女は3年前からいない。職業はシンガーソングライターで、歌手デビューは遅かった。短期間に12曲を制作するときに家の電話線を切って、作曲に没頭するほどだった。それが死期を早めたかは定かではないけれど、短いメジャーでの活動期間で美しい旋律を残し続けた。自身は最後の2年、正確には1年と10数ヶ月しかいわゆるファン活動はしていない。

没頭したきっかけが、一般的なファンと違っていたのが原因だったのかもしれない。財源もなく、ネットでしかろくに活動しできていないインディーズのようなファン。訃報を聞いた一ヶ月前の時点では、戻ってくると信じていたことは今でも変わらない。時計なんて、逆回りにしても過去に戻れない。ただ、未来を見続けるだけ。

ここ1年、何かを思い出したくないために聴けなかった音源を今日になって再び聴き始める。久々に聴いてみると、3年前のことをまた思い出しそうになり辛くなる。直後には、他人にとっては嫌になるように、1ヵ月も同じアルバムを聴いていたのにも関わらず。来年以降も同じようなコラムを書くかどうかなんて、当然わからない。

ただ今回書いているのは、はてなキーワードが今もなお役立っているだと、昨年6月頃にとあることで知ったからだ。3年前のことをリアルタイムで知る人たちは確実に減ってきて、知らない人も確実に増えてきている。この間のある声優のアルバムにもその方が歌った楽曲のカバーが収録されるなどの再利用も始まりつつある。

永久にその彼女・岡崎律子さんのメロディーが流れることを期待して、1年振りに書いてみたあれから3年の追悼コラムを書き終える。

余談になるけれど

このブックマークの下を見ていると、当時の自分は何を考えていたのだろうとふと思う。