見切り発車中

はてなブログの招待状が届いていた!

a fes 2012 参加レポート

ライブレポートを書くのは、第四回公式式典東京公演以来なので、ほぼ1年振り。今回の場合は屋内フェス形式なので、アーティストによって文量の差が大きく出てくるので注意すること。

GRANRODEO

3rdアルバムまでは聴いていて、最新の4thアルバムを知らない状態で行ったら、知っている曲は「カナリア」と「mordern strange cowboy」のみだったという現実だった。この時点でアニサマと違い、アニタイありきでセットリストを組んでいない事実に驚く*1。アニソンフェスは2〜3曲しか歌えないという制約も大きいが、代表曲と新曲で終わってしまうことが多い。どのフェスでも似たような曲を並べることが多いのも、それが原因だしセットリストが代わり映えしないのも関係するのかもしれない。「Can Do」はコールアンドレスポンスしやすそうな曲で楽しそうでした。
MCで谷山紀章さんが楽屋で渋谷陽一さんに会った話をしていたのだが印象的だったが、渋谷陽一さんに対する反応の少なさにも驚かされた。アニソンだとあまり関係しない*2のもあるが、ロックフェスでは超のつくほどの重要人物だから意外だった。勿論知っている世代の方も多いが、知らない人達が参加者に多かったという裏付けにもなるのだろうか。

妖精帝國

「Asgard」を1曲目、「last moment」を3曲目に配置する少しばかり特殊なフェス向けのセットリスト。SEで「rebellion anthem」を使っていたが、その前に出演したGRANRODEO程はマニアックではなかった。「Patriot Anthem」を歌うのは個人的には否定気味だけど、NHK総合で放送された新世紀アニソンSP2完全版でも披露していたし、c/w曲とはいえ無難な選曲だとは思う。予想にも書いたが、曲が長いのが難点なので別の2曲の方が良かったかなとも思った。
一時期はゆい様をよく見ていたが、昨年はチャリティ募金と東京の公式式典のみだったので、ほぼ1年ぶりだった。間に開催された復興祭も行けなかったため、そこではどういう様子だったかはわからない。アウェーだったからか口調が全体的に攻め気味だったのと、フードコートの観衆を読んで「前に行かないと痛いMCを聞けないぞ」というゆい様は数年前では見られなかった。あまり喋らない彼女のほうが実は好みなのだが、それは音楽性の問題も兼ねているのでフェス感想からはずれる。ずっと見ていないと、どういう視点でライブを見ていたのか思い出せないと再確認できたのもゆい様だった。
「キャラを演じる人」が嫌いという人は多いと思うが、自身が関心をもつのはそういう人が多い。慣れてしまったといえばそれまでだろうが、それを思い出させてくれたのもゆい様だった。思い出すと酷いライブだった日もあるし、良いライブだった日も見ていた。名古屋時代から追っかけている人ではないので、知っているのはランティスからデビューする前後の時代のみでニワカな臣民かもしれない。初台の対バンライブで見た05年3月が最初だから、この日で丁度7年目。以前のような熱意は失われつつある*3とはいっても、シングルとアルバムは今でも欠かさずに購入している。ある意味では青春時代を謳歌したアーティストである。
アニサマの感想でも書いたし、NHKアニソンSP2出演の感想でも書いたけど、大きいハコに立っている姿が未だに信じきれない。今後何処まで追えるかはわからないけれど、出来る限りは行こうと思う。今年はもっと多く、ライブで出番があることを願いたい。

nano.RIPE

妖精帝國を見たのと、昼ごはんとトイレ目的で席を離れていた。食べ物を買うために並んでいたので、実質ロキノンっぽい音を聞いているだけで終了。以前見たメンバーのweb日記では海浜幕張駅でストリートライブをやっていたり、タワーレコード千葉限定で特典を付けたりと地元に何かとゆかりがあるので、見たかったけどしょうが無い。

OLDCODEX

フードコートの席でのんびりと見ていた。
ペインターを見るべきかボーカルを見るべきか悩むんだけど、持ち時間の間できちんと絵を完成させていたのは凄かった。鈴木達央さん歌手デビューの面影がなく、ダミ声を出していたのもまた驚く。今回の出演者ではGRANRODEOnano.RIPEに近い傾向で狭いライブハウスで見られると面白そうなグループだが、仮にアニメタイアップを得たとしてもアニソンイベに出しにくいのは強みでもあり難点でもある。もっとも本人達はアニメタイアップに拘っていないようなので、特には関係なさそう。曲の時間が全体的に短い故に、持ち時間の割に曲数を多くこなしているのも印象的だった。
黄色い声の多さとロキノンに掲載されたというのもまた異色だが、今度の未来日記のライブイベントにも出演するらしいとか。ペインターはどういう絵を書くのか。そして、アニメファン相手にどういうパフォーマンスを魅せるのかが気になる。

黒崎真音

フードコートの席でのんびりと見ていた。
TVのライブ放送で何度も見たことはあるが、実際に見るのは実は初めてだった。これまでの4組と違いMCに若々しさを感じたのと、セットリストがアニサマっぽい選曲だったので異色の部類。00年代に流行った典型的な女性アニソン歌手がこのフェスで異色になるのは新鮮だった。

angela

フードコートの席でのんびりと見ていたが、上手から下手側に変更した。近くでTCGをやっている客がいたので、迷惑だと感じたからだ。
angelaはここ数年のTV放送でよく見かけるが、ライブで見るのは04年のTGSステージ以来だから7年以上振りである。代表曲を多めに歌うというスタイルから、メドレー9曲歌ったのとKATSUさんのジークジオンのやり取りが全てだった気がする。レスポンスが関西人っぽい*4と思うのは、MC故か。後に出演するJAM Projectではそう感じなかったが。
JAMのようにフェスに出演すると満足度が高いアーティストなんだけど、単独ライブの敷居が高い印象は変わらないんだよな…。この日も代表曲でもある「Shangri-La」を披露していたが、曲前のタオル振付が長かった*5し、笛曲もあるしで混乱するような印象を受けるんだろうな…。

茅原実里

フードコートからのんびりと。見たのはランティス祭り以来で、TV放送でなら何度か。
選曲がフェスっぽいアップテンポ多めだったのと、歌詞ミスで演奏が止まったのが印象的だった。今回のサポートギターにアツロックがいなかったが地味に残念なのだが、別の活動が決まったのかな。

ALI Project

ここで席に戻る。月光ソワレで見た経験はあるが、きちんとしたライブ形態では初めてだったりする。妖精帝國アリプロが同日になること自体、今回が初めてなのも大きい。
本人達もMCで自虐していたが、アニソン系合同イベに出たのはアニソンSP4収録以来なので09年11月以来である。選曲は定番のローゼンメイデンコードギアスのタイアップを外し、新曲とアニサマでは絶対に歌わないような選曲*6でまとめてきた印象である。「ピアニィ・ピンク」を歌うアリプロが見られるなら、「恋せよ乙女」や「嵐が丘」を聴きたかったが、「ピアニィ・ピンク」はアリプロの中でも異色の楽曲だから印象に残るんだよな…。ビクターで出た最初のベストアルバムをトラック1の「Wish」から聴くと、違和感を感じる位置に配置されているので余計に。

JAM Project

見たのはアニソンSP2以来で、前日は東方神起ファンが8割を埋める香港で歌ってからの帰国だとか。
「SEVENTH EXPLOSION」を挟んでいるので昨年のライブツアーダイジェストみたいな内容だろうか。最後の「SKILL」も相変わらずフェイク気味な演出で、間に「レスキューファイアー」を挟む内容。JAMの存在は他のアーティストの不満を解消させ、最終的にアニソンライブ全体を好感に導くファクターなのだが、それがいない今年のアニサマは大丈夫なのだろうか。
この日のMCによれば、今年のアニサマに参加しないのは海外での活動を増やしたいのと後進に道を譲るためだとか。これらの話を聞いているとアニサマのリハの拘束時間*7が自身が想像以上に長いのも大きいのかもしれない。昨年はツアー開始をアニサマ終了後の秋にずらしていた程だったし、2010年の活動で何か転機があったのだろうか。あの言い方だと、他のJAMメンバー出演もなさそうだが、男性アーティストが少ない状況でどう対応するのかが今後のアニサマの注目点だと思う。

全体の感想

あとで色々と書くが、今は1つ。来年も続けて欲しい。

*1:その後の出演者も黒崎真音を除くと、そういう傾向があったように思えた

*2:強いて書けば雑誌「Cut」位か

*3:個人的なピークはNHK総合で最初にアニソンSP2を放送した10年1月

*4:厳密には岡山出身の阪神ファン。人生で初めて買ったスポーツ紙はデイリースポーツでangelaのインタビューを掲載していた

*5:1Aメロからサビまで

*6:跪いて足をお嘗め」は唯一披露済

*7:具体的には調べていないので不明だが、大きいハコなので念入りにやるはず