ももいろクローバーZ バトルアンドロマンス

【アマゾンオリジナルブロマイド無し】バトル アンド ロマンス(初回限定盤A)

ももいろクローバーZで初のアルバムで、昨年のスターチャイルドでは林原めぐみさんに次いで成功したと考えられる一枚である。
まず残念な点から触れるとももいろクローバー時代の楽曲は「行くぜ!怪盗少女」以外収録されていないことである。今のようなサブカル路線ではなく、初期の和路線*1の「ももいろパンチ」やyozuca*作詞で黒須作曲と後のスタチャ移籍を予言したような「未来へススメ」は収録されていない。早見あかりさんが卒業して、完全別グループとなった今では収録は難しいのだから、止む終えないのか。
内容はスタチャ移籍後のオーケンやNARASAKIさん提供曲に代表されるようなサブカル路線を象徴するような楽曲が中心である。労働讃歌がリリースされた頃に騒がれていた気がするが、怪盗少女以外アイドル曲で好きな人は没頭し、嫌いな人はとことん毛嫌うような楽曲が集まっている。元々のももクロは地下路線だったり、AKB商法*2に飽きた人達が流れ着いたサウンドとは全く違うかもしれない。路線が変わろうとももクロが気になるのは、常に野心的な挑戦をしているからで、それがアルバムを通じて見えてくるのも大きかったのかもしれない。
スターチャイルドの歴史にも残るだろう1枚として、アニソン好きもチェックすべき。要するに、色々な方面に対して問いかけているので気になったら、聞くべし。
動画はバトルアンドロマンスの表題曲「Z伝説〜終わりなき革命〜」である。ちなみにこの曲はアニサマでも歌われた。

*1:今は亡きHMV横浜VIVREで見たときは本人達がネタにしていた

*2:更に複数買いを進めたのをももクロ商法と呼んでいた時代もあったが、元はももクロで今はぱすぽ☆のプロデューサーの苗字からFKD商法で定着した印象