AKB48を河森正治がアニメ化、声優はオーディションで選抜 - 音楽ナタリー
はてなブックマークでは情報の早かったオリコン記事をブクマしたので、日記ではナタリーの記事*1で書いてみる。
「マクロス」シリーズなどで知られる河森正治監督とアニメーションスタジオ・サテライトが、AKB48をアニメ化。来春のオンエア開始に向け、AKB48、SKE48、NMB48在籍メンバーの中から声優を選出するオーディションが実施される。
記事を知ったきっかけ
深夜にiPodの音源を外付けHDDに吸い出す作業をしている間に、ニコニコ生放送で放送されたホリプロスカウトキャラバン最終審査をタイムシフト視聴で見ていた。今年はF1日本GPやラグビーW杯、更にNFL中継の影響なのか、前日の第5回アニソンGP*2に全く興味がなかったが、ホリプロスカウトキャラバンには妙な興味を持っていた。May'nさんの成功が大きかったとはいえ、カレイドスター以来アニメ事業に手を出しては失敗している印象のホリプロが声優を募集するというからだ。加えて、優勝者にはランティスからのCDデビューが約束されているというオマケ付きで、ランティス信者としても注目していた。
オーディション自体はラジオドラマでの演技と課題曲*3+自由曲*4で審査するという、極めてらしい内容だった。自由曲のCatch You Catch Meを聴いた感じだと、カラオケ原キーだったので、若干歌いにくそうにしていた印象だった。10人分のリフレクティアを聴いて、リフレクティアの良さを再確認したり、昨年春にホリプロの偉い人がランティス斎藤Pに相談したのがきっかけのオーディションと聞いて意外さを受けたりと、オーディションの内容を楽しんでいた。
優勝者は既に発表済で深夜に放送されたラジオ番組でインタビューも聴いていた。個人的には勿体無かったと思った人がいたんだけど、その人の今後はわからない。将来何処かで芸能活動していることを信じたい。新興事務所であるミュージックレインは今修羅場を迎えているけれど、優勝者の新たな可能性を信じて今後を待とう。
本題の件のニュースは見終えた後に、地下板に立っていたスレで知った。
アニメファンとして書くか声優ファンとして書くか
元々はロボアニメヲタだった影響が強いので、該当記事からスタッフに関する文面を引用する。
このアニメの企画・監修はAKB48のプロデューサー秋元康。原案・総監督の河森正治を筆頭に、シリーズ構成・脚本の岡田麿里(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」「花咲くいろは」「とらドラ!」)、エグゼプティブプロデューサーの大月俊倫(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」)ほか、豪華スタッフが一堂に会する。
秋元康さんは言わずと知れたAKB48のプロデューサーで、アニメだとNHK教育で放送されたあずきちゃんだったり、AKB48メンバーが一部出演していたICEが直前の代表作になるのだろうか。
河森正治さんをマクロスシリーズの監督と見るか、サイバーフォーミュラに代表されるメカデザイナーと定義づけるかは人によって違うかもしれない。今回はロボアニメではないので、しゅごキャラ!のような位置づけになるのだろうか。
岡田麿里さんは00年代後半の有名な脚本家らしいけど、その時期のアニメは関心が殆ど無かったので知らない。前述の河森正治さん絡みだと「アクエリオンEVOL」の構成も手がけるらしい。
大月俊倫さんはスターチャイルドではなくキングレコードの偉い人になったらしい。アニメ方面で言えば、上述のエヴァンゲリオンが代表作で、声優だと林原めぐみさんや堀江由衣さんで有名。
スタッフの雑感を書いたけど、真っ先に思ったのは河森さんが総監督だということだったりする。栗林みな実さんのED目的でチェックしたガンダムAGEで劇場版マクロスF映像ソフトのCMが流れていたので思い出したことで、マクロスFの仕事を終えた最初の仕事がこのアニメだというのに意外さを感じた。ロボアニメにアイドルを持ち込んだマクロスを制作した監督なので、現実的に起こりえるとはいえ、ロボアニメでないのが寂しかった。アイマスXENOGLOSSIA*5のような作品もあるけれど、原作漫画を改変するようなことはないだろうし。
大月さんはアニメ方面で言えば、エヴァンゲリオンとナデシコのような捻くれた作品を制作している印象が強い。今回のアニメはキングレコード本体が関わるか、アニメ専門のスターチャイルドが関わるかは現時点で明らかになっていないので、断言できない部分はある。ただ、京楽と結びつきの強いAKB48陣営*6において、河森さんが在籍するサテライトと関わるというのは地味に気になった。サテライトはパチンコ会社三共の子会社になっているからだ。SDN48全員引退で資金事情は変わったかもしれないけれど、恐らく大月Pの働きかけでこういう陣容になったと推測している。
AKB48陣営としてみる
オーディションの記事を引用する。
声優オーディションでは約200人におよぶAKB48、SKE48、NMB48在籍メンバーの中から、第1次選考で30人を選出。最終選考は都内某所にて公開オーディション形式で行われ、30人の中から最終的に9人が選ばれ、アニメの主題歌も合格者9人が担当する。
アニメのタイトルや放送局など、詳細は後日発表。第1次声優オーディションの結果は、オフィシャルサイトにて11月中旬に発表される。
これが出来レースか否かは最終結果を見ないと断言できない。前田敦子さんや大島優子さんのような選抜レギュラー組のモチーフは出来上がっているのに、また別に9人決めるのだから。前田敦子さんのモデルがいるのに、前田敦子さんがアイドル候補生の声を当てたら、AKB48ファンは間違いなく混乱するだろう。それにシングル選抜のような露骨な事務所枠もひょっとしたら存在するかもしれない。要するに、最初の30人が絞られるまではわからない。
AKB48ファンの見解を見ていると、選抜常連よりもアニメに詳しい子を推している印象強い。じゃんけん選抜みたいだけど、平等に機会を与える企画としては面白いのかもしれない。サンホラーな渡辺麻友さんもいるし、第二回アニソンGPファイナリスト→ドワンゴスクールな古川愛李さんもいるし、本業だとアニメ版もしドラの仲谷明香さんもいる。渡辺麻友さん以外はあまり有名でないけれど、他にも声優ヲタで有名なAKB・SKE48メンバー*7でも色々といるらしい。ASAYANオーディションの時代と違い、小さい頃からアニメを見る機会が増えている世代なのは間違いないのだろう。
結論
長々と書いたけど、今まで表舞台に出ること無く、もしドラで声優を務めていた仲谷明香さんが選抜メンバーにいれば、満足していると思う。むしろ、それ以外のメンバーが誰でもいいから、仲谷さんの出番があればいい。第一回じゃんけん選抜で優勝した内田さん以外、ムーサは中々成果が出ないし…。
参考動画で最新ゲームである『AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら・・・ 』の動画を貼ってみる。すぐに削除されるんだろうけど。