SKE48が見たいという一心だけで一次先行のチケットを応募してみたら当選したライブ。声優系ヲタだった身としても、アイドルのみのライブには凄く関心あったので前々から楽しみにしていた。
オープニングアクト
地元の歯医者にて外せない用事があったため、全く見られず。歯医者の影響でその後も余り騒いでいない。
HKT48
AKBINGOの一部出演とS女出演程度の知識で見ていた。指原さんも加えた17人なのに、総選挙速報にランクインした研究生がいないという歪なチームHで、自己紹介がない*1のでメンバーのことがさっぱりわからず。指原さんがいたこともMCで指原さんに振って初めて知るほどだった。
曲に関してはSKE公演曲とAKBシングル曲を合わせた5曲とSKEの次に恵まれていた。シングル発売していないのに5曲もあるのは、指原さんの加入*2も大きかったように思える。AKB代表曲を歌ったせいか客受けは良かったが、MCはまだまだ若い印象を持った*3。東京女子流も似たような年齢層のはずなんだけど、対外ライブを余り経験せず地元劇場のみで活動している弊害なのだろうか。
指原さんがHKTに移籍した時に書くべき内容だったが、他の姉妹グループとHKTが決定的に違うのは地元のローカル女性アイドルグループが福岡に多いという事実である。HKT48はAKBブランドと秋元康さんが得意としているメディア攻勢で人気を保っているように見えるが、現実はシングルデビュー*4もできていない。お得意のメディア攻勢にしてもSKEは東海三県でNMBは近畿広域圏に対し、HKTはほぼ福岡のみしかフォローできず、南九州は個人単位でしか宣伝できない。タワレコ社長のお気に入りという事情があるにせよLinQがシングルデビューして東京でライブをしている現実を考えると、差は付いている。
メディア攻勢話もそうだけど、1期にして正規メンバーより人気のある研究生や思ったように人気の出ないセンターという人選も他の姉妹グループ1期には無かったので、ノウハウを積み重ねているはずなのに上手くいっていないように見えているのだろうか。人気ある研究生が地元九州ではなく、東海ラジオで初めてラジオ番組を担当した時点でチグハグしているし。
9nine
前日にフジテレビONEで放送されたTIFである程度予習できたためか雰囲気は楽しめたし、9nineの番組を見た経験もあった。
Shining☆Starのノリがアニソンヲタと違う*5のと、川島海荷さんの人気がわかったのが収穫だった。
SUPER☆GiRLS
個人的にベストアクト。
分かりやすいシングル曲とアルバムリード曲の4曲のみで盛り上げる構成だったのと、SEと自己紹介のやり方に上手さを感じた。現状の問題は前島亜美さんの絶対的な知名度*6を覆す2番手と曲の雰囲気が似通っていることだけど、時で解決できる問題でないのが難しい。SKEヲタの次にスパガヲタが多かったのと、スパガにAKB流れが多いのか、SKEの次に盛り上がっていたのも興味深かった。MAX乙女心でMIX打つような人達も多かったし。
一曲目に女子力←パラダイスが聴けたのは嬉しかったが、それ以上に気になったのはSEのラップ。あのラップはmotsuさんのように思えたので調べてみたら、やっぱりmotsuさんだった。
イントロにはLIVEのオープニングで毎回使っている「Welcome〜」のMCで
おなじみ、m.o.v.eのmotsuさんのMCが入っています。
いつか生でやってもらいたいですねー。制作Dの楽曲解説「MAX!乙女心」 | iDOL Street スタッフオフィシャルブログ Powered by Amebaより
レコ大ではカットされていたMAX乙女心イントロのmotsuラップがきちんとあったのも好感触*7。今回のmotsuさんはアニソンイベにしか出演しなかったけど、スパガライブで出演することがあればいいな…。他のアイドルには絶対にない強みなので*8見てみたい。
しかし木本花音さんは前島亜美さんが本当に好きなんだな…。お互いに最年少*9で人気メンバーというのも関係するのだろうか。
東京女子流
スパガの後で気の毒だった選曲が印象的。
スパガが分かりやすく盛り上げる楽曲が主だったのも大きいが、1曲目に追憶だったのが余計に難しい。楽曲や人形のように動くパフォーマンスは良かっただけに、色々と考えさせられる。聴きたかったLiarがあったとしても、今回の選曲だと評価が覆ることはなかったと思う。スパガの後でなければ、また別の感想になったんだろうから残念過ぎる。
アニソンイベでもそうだけど、合同フェスでバラードは博打。上手くハマれば最も良い評価を得るが、失敗すると最も悪い評価になる。客は盛り上がる曲を基本的に望むので、最初にしても最後にしても間に挟んでも変わらない。
最初から発表されていたのに、シングルデビューしていないHKT48よりも少ない3曲だったのも寂しかった。年末武道館ライブを開催するように、他のグループ以上に誇れる予定があるのにも関わらず…。
アイドリング!!!
SKEが選抜して16人なのに、アイドリングは21人。
SKE前だったためかイマイチ高まれなかったのが、何だか複雑だった。1期デビューした頃にアイドリング日記で見たスタジオライブよりも歌とダンスが上手かったのにも驚かされたが、MCで横一列に並ぶのは番組の影響なのだろうか。
SKE48
合同フェスイベなのに大半のファンがSKE48目的だった。TIFでは、SKEヲタしかろくに知らない山下ゆかりさんにコールがあったほどだから、今回のように選抜ほぼフルメンバー*10で代々木第一体育館という大きいハコだと余計に目立つ。
シングル曲のみのセットリストはまだしも、全て2分30秒サイズだったのも残念だし、アンコールありきの構成だったのも寂しかった。曲と秦さん目的で楽しめたものの、どこか不満を感じる内容だった。
そう思って玲奈さんの公式ブログを見たら興味深いことが書かれていた。
さて昨日のIDOL NATIONのお話を改めてさせてください。
まずは、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。たくさんのグループがいるなかにSKEも参加させていただけたことがとても嬉しかったイベントでした。
そして、考えさせられることもたくさんありました。
1回目を終えて、もっともっと会場全体で盛り上がりたいと思ったんです。
だからみんなでMCをどう変えたらいいかを話し合ったり、いつもはしない冒険として曲中にあおりをいれたり、自分達にとっても凄く勉強になりました。
ステージと客席が一体になることはとっても気持ちがいいこと。
私たちのステージは一体感が確実に足りてなかったんじゃないかなって思います。
だけど簡単に作り出せるものでもなくて…とっても難しいなと思いました。普段の公演のセットリストは盛り上がりやすいように考えられて作られています。
だから自分達発信でお客さんを巻き込んで盛り上がるのが苦手な気がするんです。
今までのその甘えの壁にぶつかって悔しかったから、立ち向かって、結果として少しでも沢山の方の笑顔が見えて良かった、そう思えました。
次にこういうライブやイベントに参加させていただけるときは、もっとセットリストやステージの使い方を工夫したいです。
せっかくの広いステージを劇場サイズで使うのはもったいない。昔ダンスの先生に「自分が実際に立っているステージよりも大きいステージを想像しろ」って言われたことがあります。
ステージのサイズにはまっていたら一生箱から飛び出すようなパフォーマンスはできないって。その言葉の意味を改めて理解できた気がしました。
もっといいライブを…したいし、しないといけないと思います。
そのためにもっと頑張ります。
次の対外試合があるかは分からないが、あったら行ってみようと思う。
余談
代々木第一体育館がライブ会場として良くない会場としれたのも大きかった。アリーナCというそれなりの良席にも関わらず、モニターばかりみないといけないなんて思いもしなかった。
*1:後々出演したアイドリングやSKEもなかったが
*2:加入が発表されたのはHKT追加後
*3:指原さんの加入で少しは変わったらしいが
*4:SKEのシングルデビューに1年以上要した経緯からすると、デビューは10月から11月の予定だろうか
*5:観客の殆どがSKEヲタだったのもあるんだろうし、アニソンノリで1人で騒ぐ以前に歯が痛くてどうしょうもなかった
*6:SKEで珠理奈さんと玲奈さんばかりが有名になりがちなのと同じ現象だろうか
*7:と思って、2ndアルバムに収録されたのを聞いたらmotsuさんでなかったので勘違いだったかも
*8:アニソンヲタにもいるように、ドルヲタでもラップを嫌う人はいるだろうが