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片想いFinally

片想いFinally(DVD付C)

片想いFinally(DVD付C)

AKB48が結成されたと聞いて、秋元康さんには金を落としたくないと誓った2006年から6年経過した。プロジェクトが今もなお続いている*1のも驚愕だが、お金を出すとも思わなかった。
そんなこんなで購入したのがSKE48片想いFinallyである。リンク先のAmazon商品紹介のように、タイプCの1枚のみを購入した。複数買いする気持ちもわからないでもないし過去に経験もあるが、シングル3枚購入で4,800円はやっぱり高い。それだけあれば、アルバム1枚とDVD付のシングル1枚を買えるし、そもそも特定グループに肩入れしているのではなく、幅広く聴いていきたい人なので悩みどころ。c/w違いどころかDVD収録内容さえも違うので、事前にきちんと調べる必要があるのを考えると、CD1枚を購入するにも敷居が高くなった話*2にも納得する。
SKE48ランティスからデビューしたり、妖精帝國臣民な古川愛李さんの影響もあって、本格的に興味をもつ前から注目していた。片想いFinallyが発売されるまでによくyoutubeで見たPVは強き者よだったし、AKB48と違い曲調や頻繁に入れ替えるメンバーが気になっていた*3。ちなみに名古屋の栄に行ったのはQMA6名匠戦紅が最後だから、2009年10月である。サンシャイン栄ではなく、地下街の書店で時刻表を探していた思い出が急に蘇った。
本題の曲は制服が似合わなくなりつつあるAKB48選抜メンバーの影響か、AKB48の没曲が流れてきたのかは定かではないが、井上ヨシマサさん*4による王道のAKB系列の楽曲である。サビの歌詞が大声ダイヤモンドっぽかったり、曲調自体もデフスター初期のAKB48楽曲のようなマイナー進行である。以前発売した青空片想いといい、秋元康さんは片想いに関する歌詞を書く事が多いのは、片想いに憧れる人達を購買層にしていると勝手に推測してみる。SKE48らしからぬ曲なのは、「1!2!3!4! ヨロシク!」に代表されるようなパーティソングでないから。今回は敢えて別路線に舵を取った*5と推測されるが、次作以降どういう楽曲にするかは注目したい。
DVDの収録内容はPVフルで約6分+特典映像1で90分+特典映像2で15分と、普通に考えれば付属DVDにするのは勿体無い内容である。むしろ単独で売りだしても問題ないレベルだと断言できる。ああいうやり方が出来るのは資金ある48系列がなせる技だろうけど、裏をかえせば楽曲を満足させるだけ、もしくはPVで満足させるだけでは、CDが売れない時代が来ているのかもしれない。もちろん劇場版に付属する個別握手券が売上の中心なのはわかっているが、付加価値を高くしないと顧客は寄り付かなっているということなのだろう。自身のようにCDで音楽を聴くのが中心の人とは対称的に、動画共有サイトで音楽を聴く人が増えた影響や、以前程音楽の影響力が小さくなったのも大きい。かといって、音楽は無くならない。音楽業界は色々と苦しい状態だ。
ここまで長々書いたものの、購入しよう思ったのはPVや歌番組で秦佐和子さんが前列でパフォーマンスしているのを見たのが一番大きな理由である。21歳とアイドルと活動するにしては遅く、一年前に研究生から昇格したばかり。そして今はこのシングルではサビで最前列にいるのを見て、何か頑張れる気がしたからだ。彼女の活躍を見て、これからを生きていきたい。

*1:当初、筆者はドリームキャストのキャンペーンのように3〜4年程度で終了すると思っていた

*2:アイドル系の場合は店舗特典のプロマイド写真もチェックする必要がある

*3:AKB48が保守的になったのは売れすぎたことと、外部事務所間のしがらみも大きい気がする

*4:アニソンだと勇者エクスカイザーのOP「Gather way」の印象が強い。AメロとBメロで変調するのは彼らしいと思う

*5:その影響でノンタイアップで売ったと筆者は勝手に予想