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Asriel Live 2010 Midnight Invitation レポ

ライブに行きたかったきっかけ

話は随分飛んでアニサマ終了後の2chスレがきっかけであった。

【QuoVadis】Asriel part7【Unveil】(dat落ち)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/asong/1244291724/
906 ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] 2009/08/27(木) 13:04:05 ID:???0 Be:
むしろ妖精帝國トーク*1で完璧存在感をしめしたがAsにそれが出来るとは思わない
来年出たとして妖精帝國と比べられる事は必死かと


912 ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] 2009/08/27(木) 14:24:25 ID:???O Be:
>>906
妖精帝國ALI PROJECTもライブ行ったことあるが彼らはエンターテイナーとしての
レベルが高いからね。アズのライブは普通。Teiさん*2だけがエンターテイナーだったから。
妖精帝國の橘*3ALI PROJECTの片倉*4もあまり目立つエンターテイナーではないからってのもあるが。
だからこそ同じ方向性ではダメなんだよ。キャラ付けが薄い今の間に道を考えるべきかと。


913 ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] 2009/08/27(木) 14:35:04 ID:???0 Be:
アズのライブが普通だったのは予算の問題では。
演奏陣のアクションは激しかったけど、その分演奏力には疑問が残った。


914 ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] 2009/08/27(木) 15:23:29 ID:???O Be:
>>913
セットの話ではなくステージングの話だよ。
MCでの観客の盛り上げ方や、ステージ上の動きとか。
もっと言えば曲の配分も。

ここみんセンターに居座りすぎだし、動きはほぼなかった。
照明の回し方もかなりいい加減。演奏は特に目立ってうまくもないが下手ではなかったが
カラオケやられるよりマシだからいいけどw

そもそもALI PROJECTとか妖精帝國とは目指す先が違うから別にいいかと思うがな。
あっちはGothicで耽美方向だろ。ここみんの目指すのは奈々様だ。


941 ななしいさお@オマエモナゆりかご会 [sage] 2009/08/29(土) 05:21:49 ID:???0 Be:
ファンの要求がどういう形状かによるんじゃね?
よくも悪くもKOKOMIは普通の女の子。普通らしさがいいんだ、って人もいるだろう。
最近はキャラ立ちしてない人も結構いるんだしいいんじゃないかな。
桜井アンナも別にそこまでキャラ立ってる感じでもないし、
黒瀬はV系の曲は好きでも黒瀬自体はV系パフォーマンスをしようとはしないし、
Asrielは曲で好きだからそれでいい気はする。

つかALI PROJECTだとか妖精帝國だとかと比較する奴結構いるのな。
俺はあっちは完全に独自世界作りこんでるキャラ立ちタイプだから、
サンホラと枠組み同じにしてるんだけど。

Live5pbに代表されるような合同ライブに行くという考えもあったが、単独ライブの方が様々な書き込みの意味がわかるような気がしたので、ライブの6日前に今回の単独ライブに行くことにした。

DEOに行く

今回のライブ会場DEO MUSIC EXCHENGEに来たのは3年前のTLPvol.2*5以来およそ3年振り。あの時と違い全席スタンディングなので柱との戦いになるが、番号の時点で諦めてのんびりと入場した。ちなみに、道路向かいのWESTでは米倉千尋さんのライブという奇妙な状況だった。

セットリスト

mixiのコミュより

※行を空けた所はKOKOMI衣装チェンジです

01.幻想のラプソディア
02.xxxに捧ぐ歌
03.Alice
04.螺旋回廊
05.ラピスラズリの幻想曲
06.nocturne
07.Eclipse月食の遊戯〜
08.judgement


09.HARM(インスト)


10.不滅の月夜に
11.ゲルゲの舞踏
12.赫い涙の旋律は流れ
13.ルージュの刻印
14.ファム・ファタール
15.veladonna
16.Moon Light Tears


[アンコール]
17.Sequentia
18.鏡の闇を穿ちて


[ダブルアンコール]
19.星空舞散るあの夜に…

セットリスト雑感

事前予告のあったように、インディーズ曲*6中心ということで、予習は全くせずに参加することにした。
ライブ前に発売された新ミニアルバム*7は7曲しか収録されていないので、セットリスト予想の目安にしかならない。だからといって、今までに発売されたインディーズアルバムを買って付け焼き刃で聴き込む訳にもいかない。
セットリストはアンコールで披露された2曲以外*8全てインディーズアルバムという熟練者向けの構成だった。本来なら賛否両論が起きそうだけれど、前述した事前予告の影響なのか、ファンがそれを望んでいたからか、全体的に絶賛の嵐で驚く。それだけ、同人ファンが多かったという証明にもなるけれど、裏を返せばミーハーな人向けのライブでは無かった。
今後5pbからのリリースが増えるとインディーズ時代の曲を歌えなくなる可能性が高い*9ので、貴重なステージであったのも確かである。ちなみに、今年の夏コミでも新作CDを販売するそうなので、今後ライブに参加する場合はインディーズアルバムを並行して聴き込むを推める。

客層

男女比は8:2で男のほうが多め。
一年前は声優ファン流れのリウム使いが多かったらしいが、今回見た限りでは予想以上に少なかった印象*10がある。声優ファンの入りは裏にあるイベントにも左右されるので、言い切れない部分もある。メタラーV系流れは後ろから見る限り少なかったかな。柱との戦いで知られるDUOなので、後ろのどの場所から見ても全てを見られないという問題があるけれど。
ただ曲中の掛け声の入れ方は声優ファン特有の入れ方だったので、全体としてそっち流れが多いのかもしれない。見慣れた光景とはいえライブハウスなのに大きな荷物を持って入る人も多くいたが、モッシュやダイブはないとはいえライブハウスの慣れも多少は必要だからな…。
妖精帝國のように声優ファンが初期の公式式典を支えた流れとは違い、同人ファンが大半なので変な輩は入ってこないと思うが、今後どうなるかは別のお話である。

MC

1〜2曲ごとにMCが入っていたので回数としては多め*11Asrielの場合は1曲辺りの時間が長いので一部では仕方が無い部分もあるかもしれないが、短めに切っていたとはいえ、多すぎたようにも思えた。
内容も自分の可愛さを語るような内容ばかりで、話の広がりを感じなかったのも残念だったりする。若いうちだからできるMCといえばそれまでだろうけど、全体的に身内向けのネタが多めで、外部に向けたアピールが弱かった。声優関係のライブならそれでも問題ないと思うが、同じノリが今後も続いたらファンが減るような予感がする。憧れが水樹奈々さんというのが曲りなりにも関係しているためか、煽り方もそれに近かった*12のが、余計に声優関係のライブと思わせたのかもしれない。

アンコール

アイドルファンのノリでのアンコールで懐かしかったりしたものの、Wアンコールが途中から黒瀬*13に変わったのは苦笑い。そもそもそうなったのは、アンコール後のMCで黒瀬さんに感謝した事が影響するが、個人的にステージにいない人をアンコールのネタに使うのは好きでは無かったりする。楽曲制作という重要なファクターにいるとはいっても、ライブを創るのはステージにいる演奏者と周りにいるスタッフと考えているからか。
終演後の三本締めはアニメ関係のイベントでも一部で賛否両論だけれど、Asrielの場合は否定派。一言で書けば、今までのライブの雰囲気をブチ壊された気分に陥るから。

歌唱

曲ごとの出来不出来の差が出ていたのが気になったり。
ハウリング妖精帝國で慣れたためかある程度は許容しているけれど、全体的に音響ミスは多かった。『ラピスラズリの幻想曲』ではマイクの音が途中で出ていなかったのに加え、最初ではなく7曲目の『Eclipse月食の遊戯〜』でハウリングが起こるのはよく分からない。ただ、途中でマイクを変えたので、仕方が無い部分もあるのかもしれない。
アンコール前の『Moon Light Tears』は1年前も歌っていたためか余計にムラを感じさせた。ライブの回数も少なく定番曲がまだ少ないからといえばそれまでかもしれないが、今後の改善点となるのだろうか。
高音は全体的に出ていたので今後も期待大だけれど、この手のボーカルは低音が弱い人が多い気がする。Asrielの曲調が高音を要求することが多いといえば、それまでだろうけど。

良かった所

サポートバンドに加えて、ストリングスがついていた事かな。今後もメンバーが固定されて、定番となればライブパフォーマンスは確実に向上すると思う。次回の日本青年館のソロライブは時期が時期なので行けるかは分からないけれど、頭には入れておこう。

レポートで書き忘れたこと

ゴシックな雰囲気のサウンドを歌ってしまったらそこから逃げることは難しく、本当の成功を収めるまでに時間がかかるもの。それを改めて強く感じさせる内容でもあった…。

*1:http://d.hatena.ne.jp/nijigenjin/20100226#1267120448

*2:AciD FLavoRのベーシストで、今年も昨年もベースで参加

*3:橘尭葉の事。シンセやショルキーを弾いていたが、現在はギタリスト

*4:片倉三起也の事。シンセを弾いている人で、時々喋るらしい

*5:当時のライブレポ http://d.hatena.ne.jp/nijigenjin/20070502#1178191692

*6:Asrielの場合は5pbでのCDリリースと並行して同人活動を行っているので、インディーズ曲=メジャーデビュー前の曲ではない

*7:全くの余談だがアマゾンレビューは近年でも稀に見る酷評で驚いた

*8:厳密に書けば『judgement』は新アルバムに収録された新曲なので3曲か

*9:フォロワーとして例えられる妖精帝國の場合、ランティス後援が明記された第参回公式式典からインディーズ曲を歌わなくなる。ちなみに第参回の運営はSOLID VOXで、第四回のGRAND SLAMとは違う

*10:最近定番である「お水美味しい?」という声援が全く無かったことや、PPPHを打つ人が全くいなかった

*11:1曲目後にMCというのも珍しい気がする。メモによればアンコール前までに8回で、アンコールを含めて10回

*12:水樹奈々さんのライブは昨年のアニサマとアニソンSP2収録でしか見ていないけれど

*13:Asrielの代表兼作曲家で、ライブでは関係者の座る2F席にいたらしい