「シェア」でアニメ配信 容疑の3人逮捕、全国初
京都府警=サイバー警察というイメージを植え付けているP2P関連の逮捕劇。関連ネタを書いたのは3年ぶり位になるのかな。
ファイル交換ソフト「シェア」を使い、インターネット上で人気アニメを無断配信したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室などは9日、著作権法違反の疑いで近畿大工学部4年、大友貴裕容疑者(21)=広島県東広島市西条西本町=ら3人を逮捕した。
昨年7月に広島に行ったとき広島駅の広告の中に近畿大学があって不思議に思ったものなのだが、どうやら工学部のキャンバスが東広島にあるということらしい。関東でいえば日大の工学部が福島にあるような状況に近いのかな。広島という土地は平和やスポーツ文化に関しては先を行っているものの、アニメや音楽*1などといった部分では不毛な土地だと思う。岡山にあって広島にないテレビ東京系列が開局できない理由に、地元TV局からの圧力というのもあるらしいからな…。訪問したときに見たアニメはデスノートだったが、関東や関西では既に終了していた時期になお放映していた。ちなみにそのときのスポンサーはアニメイトやフタバ書店などといった大きいところ*2ではなく、呉の漫画販売店一社のみと苦しい状況。もっとも、三次市の町おこしに声優を呼んでみたり、こういうイベントを開催予定なのを見ると他地域と比べるとまだ恵まれているかもしれないが。
広島な話で終始しそうなので次の引用
調べでは、3人はそれぞれ自宅でシェアを使用。4月1−13日にテレビ放映された「機動戦士ガンダムOO」などを録画し、ネット上で不特定多数にダウンロードできるようにした疑い。
ガンダム00は再放送だからおかしいと一瞬疑ったものの3人のうちの1人はコードギアスを放送日に即日アップロードしたなんて情報もあったから、そっちの筋では有名な人*3だったらしい。サンライズとMBS関係で何かしらの動きがあったと見てよさそうだ。次に狙われるのはマクロスフロンティア辺りかな、多分。
P2Pは有用な利用方法*4は確実にあるはずなのに、個人評論レベルに落ち着きそこから先が進んでいない気がする。専門的過ぎて一般についていけないというのも要因*5なのかもしれない。ただ問題点があるとはいえ、動画共有サイトが一般に浸透しているのに比べると不思議なことだ。この日記を書き始めた頃からP2Pは魅力がありそうな技術だとは感じているのだが…。騒がれるのがウィルスや今回の事件などといった悪い面ばかりというのは気にかかる。
動画サイトで見るのが
QMAやAnswer×Answerといったゲーム動画ばかりなので、仮に閉鎖されたとしてもショックは小さいと思う。とはいえ、エンコードのやり方はそれらを見るようになってから覚えたものだから、ショックはあることには変わりはないか。実はニコニコ動画にテスト用に一件投稿したのだが、いわゆる人気のない動画なもので反響は小さい。じゃあ何で投稿したかといえば、違法性の境界の確認というのが目的。昨年12月から今まで残っている現実を見ていると問題ないと判断してもよさそうなものの、有名な某MAD動画が削除されているのを見るとやはりよくわからないんだよな…。botではなく人の手で削除しているのだから仕方がない側面もあるかもしれないが。