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劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 感想

最後に見たアニメ映画が『仏陀再誕』というのもネタとしては面白いかもしれないが、それだとあまりに寂しいので、地元の近くの映画館で上映している劇場版マクロスFを観に行ってきた。先月のアニソンSP2公開収録でマクロスF曲を聴いて少し熱が湧いたというのもある。
千葉県内では2館のみと随分と少ないせいか、4週目にしては珍しく観客の4割位が埋まっていたり、ディズニー映画や仮面ライダーが公開初日だったらしく、映画館にしては珍しく人が多め。

前提条件

これから観に行くマイミクさんがいるのでネタバレは書かないつもりでこの感想は書かれる。ただし、マクロスF自体はTVシリーズ1話でバルキリーの動きの乏しさに幻滅して全て見ていないので、ストーリーもろくに知らない。わかるのは過去のマクロスシリーズとマクロスFで使われる一部の歌のみなのでご注意ください。

感想

TV版1話で感じたバルキリーの動きの乏しさは見終わってすぐに感じなかったけど、その後に少し振り返ると物足りない部分があったような…。終盤になるにつれて動いていったのは面白い部分でもあるけれど、個人的には酔うほど動くバルキリーが見たかったので残念。バルキリーの戦闘シーンで好きなのが、プラスのYF19vsYF21だったりするのもある。マクロスシリーズで最初に見たのが劇場版マクロスプラスというのも不幸だったのかもしれないけれど、どうしてもあれと比較してしまうジレンマがある。劇場版の内容自体は中盤までのストーリーらしいので、その辺りを過度に期待してはいけないかもしれない。時代の流れとはいえ、バルキリーに光学式ナイフの装備だったり、狙撃型バルキリーがいるのには違和感を感じてしまう。
一方のマクロスダイダロスアタックを使用したためかよく動いていたかな…。7ではマクロスキャノンしか狙おうとしないし、プラスではマクロス自体が何のためにあったのかわからなかったというのもあるけれど。
歌も多めだけど、時々BGMが流れたりで少し五月蝿目に作っていたかな。7のように歌を強調するために、BGMを無くすという考え方もあるけれど、あるシーンを見ているとシェリルの歌を強調したいのかランカの動きを見せたいのかで混乱した場面もあった。ライブシーンは戦闘シーンと比べても気合を入れてコンテが書かれていたからなのか、カメラワークが歌番組を見ているかのように見えたのも良かった。クライマックスのライブシーンとかは、もう一度見直したい気もする。

ここまで書いてストーリーに関してほとんど触れていないけれど、どこまで書ければいいのわからないというのもある。主人公が何のためにいるのかわからないとか、今回の映画でシェリルが目立つことはTV版と同じだろう。学園物の要素が薄まっているのは好感触。考えてみたら、メカ・三角関係・歌という要素を割と均等に使い切っているのも珍しいか。あと、河森作品に一時期多かった環境問題を伝えるメッセージが全く無く、純粋に楽しませるために作られていたような気もする。ストーリーが良く分からない作品を製作するというのが一時期の河森評だった記憶があるので、逆に驚かされた。

予告編も上映されていたが、観に行くかは不明。レッドクリフ違って話としては今回で完結しているし、アニメを見るのに飽きていなければ行くかもしれなけれど、わからない。TVシリーズには少し興味を持ったのでそのうちまとめて見たいけれど、TVで放送された映画が多すぎるのでそれが終わるまではまだまだ先。